はじめに(体)
更新日:9月4日

心の「はじめに」で、成り切る・感じきる・行動するの話を書いた。
でも、この三つは、心だけの話じゃない。在り方を据えるのも、感情を感じきるのも、直感を信じて動くのも、全部、体が土台だ。体が滞ってたら、頭はノイズだらけで、どれもできやしない。
俺たちには、体がある。せっかく体があるんだから、正しく体験しないともったいない。心と同じくらい、体でもちゃんと感じたい。俺はそう思ってる。
体には、巡りがある。
東洋医学では、それを気・血・水って呼ぶ。難しく聞こえるけど、たいした話じゃない。血やリンパがちゃんと巡ってるか。第二の脳って言われる腸が、整ってるか。そして、その先にある「気」が、通ってるか。それだけのことだ。
体がちゃんと巡ってれば、気は自然と通る。詰まってれば、通らない。順番はいつも、体が先だ。気を高めようと気合いを入れるんじゃない。血と水と腸を整えたら、気は勝手についてくる。
で、突き詰めると、これは三大欲求の話になる。
食欲、睡眠欲、性欲。人間の、いちばん根っこの欲だ。
俺たちはこれを、たいてい脳の快楽で満たそうとする。砂糖まみれの飯を食う。夜更かしして刺激を浴びる。興奮を消費する。脳は喜ぶ。でも体は、置いてけぼりだ。
そうじゃなくて、体の声で満たしたい。同じ三大欲求を、脳じゃなく体が本当に求めてる方向で。それが、俺にとって体を整えるってことだ。
だから、俺はいくつかのことをやってる。
食。腸を整える。砂糖はなるべく避けて、発酵させたものを食う。食欲を、脳の快楽じゃなく、体を作る方に向ける。
銭湯。電気風呂と炭酸泉と水風呂。巡りが動いて、整う感じがする。
瞑想。といっても、うたた寝みたいなもんだ。外ばっかり見てる意識を、内側に戻す。頭がすっきりする。
そして、人に触れてもらうこと。マッサージでも、スキンシップでもいい。不思議なもんで、マッサージ器じゃ、ああはならない。同じように揉んでも、人の手じゃないと癒されない。好きな人と手が触れると、何か感じるだろ。信頼できる相手だと、心がほどけるだろ。あれも、たぶん気の話だ。人の手からしか通わないものが、ある。
一個ずつ、これからここに書いていく。全部、俺の体で体験したことだ。
科学は、大切だと思う。ちゃんと調べて、理詰めで確かめる人がいるから、世の中は成り立ってる。それは本当にそう思う。
でも、それは俺の役目じゃない。エビデンスを並べて武装しないと語っちゃいけない、知らないなら黙ってろ、みたいなのは、俺はつまらないと思う。体で感じたことは、許可がなくたって語っていい。俺は、俺の体で感じたことだけを、そのまま書く。
せっかく、体があるんだから。
体には巡りがある。気・血・水。血と水と腸を整えたら、気は勝手についてくる。
食欲・睡眠欲・性欲を、脳の快楽じゃなく、体の声で満たし直す。それが体を整えるってこと。
体が滞ってたら、感じられない。感じるために、整える。


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